1948年フランス政府の要請でLIP(リップ)社が制作したT-18腕時計は、第2次世界大戦中イギリス首相であったサー・ウィンストン・チャーチルに感謝の証として贈呈されその名が付いた歴史的な腕時計として有名です。 1910〜30年代にパリを中心に栄えた装飾様式「アールデコ」の雰囲気を纏った時計チャーチルシリーズは、平たいリューズや2トーンに彩られた文字盤、直線的なデザインなどが特徴です。スクエアタイプのケースと細めのメタルメッシュベルトが決して派手ではない上品な装いを演出するでしょう。 文字盤の刻印、裏ブタ刻印など仕様変更はあったものの、ほぼ変わらないデザインで、発表から半世紀年以上経った現在も世界中で愛され続けている人気モデルを、女性の腕に美しく見えるようにデザインされたT13。よりシンプルになった文字盤は定番的デザインに。大切な女性へのプレゼント、ご自分用にお勧めの腕時計です。 【洗練されたデザインと高品質の腕時計「LIP/リップ」】 1867年にスイスと隣接するフランス東部のブザンソンでエマニュエル・イザーク・リップマンが創業したフランスを代表するウォッチブランド「LIP/リップ」。LIPの時計は、ナポレオン1世に贈呈されたことによって一躍有名になりました。また「大統領の時計」と呼ばれ、自国のシャルル・ド・ゴール元大統領やマクロン大統領に愛用され、英国のチャーチル元首相、米国のアイゼンハワー元大統領、クリントン元大統領に贈呈されるなど、現在に至るまで多くの著名人に愛用されています。 LIPはクラシックな時計作りに長けていた一方、フランス国有鉄道“TGV”のデザインを手がけたフランスの産業デザインの先駆者であるロジェ・タロン氏による左右非対称の斬新なデザインの「MACH2000(マッハ2000)」シリーズを1975年に復刻するなど、フレンチデザインを象徴する腕時計をも生み出しました。150年以上に渡り、フランス・ブザンソンの工場で一つひとつ丁寧に組み立てられているコレクションの数々は、決して流行だけに留まらない独自の魅力を備えています。